父の葬儀の際に感じたこと

数年前に父を亡くした時には、年齢の割には規模の大きな葬儀を行いました。
父が末期のすい臓がんだとわかり、余命は数か月と診断されてたため、母が前もって葬儀社に行き細かい打ち合わせをしていたようです。
父母は住まいのあるところが地元というわけではなく、特に付き合いのある葬儀社やお寺もありませんでしたので、最寄駅から最も近くて規模の大きいホールを持っている葬儀社に決めました。
なぜ規模の大きな葬儀を行ったのかというと、会社を経営していたため、会社関係の弔問客が多いことを予期しての事でした。
会社を経営し始める前は大手企業のサラリーマンでしたので、様々な方が来られるように考えたところ、うちの周りでは最も規模の大きい有名な葬儀社にしたとのことです。
告知は数か月でしたが無くなるまでに1年近くあり、実際に亡くなってからの段取りはさすが大手という手際のよさでした。当たり前なのかもしれませんが、家族が亡くなって動揺している私たちに対する対応はものすごく事務的で冷静、人の死を商売にしている雰囲気が色濃く感じられました。
祭壇や位牌など、細かいものまでランク付けがあり、それぞれに大きな価格差があるため、正直どれが良いのかもわかりませんし、動揺しておりあまり冷静に選ぶことはできませんでした。ですが、会社の代表としてあまり小さいものは、とのことでかなり大きな祭壇が用意されました。
私の知人も葬儀に参列してくれましたが、こんなに大きな祭壇はあまり見たことが無いといわれました。費用の方もかなり高額になりました。
葬儀と告別式を同じホールで行いましたが、母としてはお金はないのですが立派に送り出したいという思いがあったとのことです。
大手の葬儀社は、終始事務的で大きなミスはありませんが、やはり温かみのある式とはかけ離れていました。
近しい家人をなくすのが初めてだったため、今回の葬儀を良い教訓として、次回はもう少しアットホームな式を考えたいと思います。