家内の祖母の終活について

5年前に亡くなった家内の祖母の終活についてのお話です。
祖母は83歳で亡くなるまで一人でマンション住まいを続けていました。だれにも面倒をかけナたくないということ、そして多くのお友達との交流の中で生活していました。最後はがんが発覚して3か月の入院がありましたが本当に立派な最期だったと思います。
そして、本当にきちんとした生活を送っており、家内の母親を含む3人の娘たちをはじめ、何を残して何を整理するのかすべてを明らかにしてこの世を去っていきました。実際にがんにかかって入院した時にはすべてを整理していたわけですから、ずいぶん前から準備していたのでしょう。
まず、マンションや株券、預金については3人の娘にどう分けるか明らかにしていました。そして、自分の葬儀についてはどこでどのような形で実施してほしい、そして、お友達はだれを読んでほしいというところまで手帳に明確に記載されていました。実際にこれを見た時には驚きでした。そして、その手帳には友人たちへのメッセージも記載されていました。
そして、もともとお手紙、そして俳句などが大好きだった祖母は私の娘たち、いわばひ孫に対してまでもメッセージを残してくれていたのです。いっしょに修習字やお手紙をかいてきたわけですから、本当に思いで深かったのでしょう。葬儀の際にはひ孫の手紙を友人に読み上げてもらいたいというメッセージまで残されていて驚きです。
何をもって、終活と呼ぶべきか明確には規定されていないと思いますが、ここまで残された人間に対してしっかりしたメッセージを残してくれることもめずらしいのではないでしょうか。遺産や葬儀の形式だけではなく、残された人間へのメッセージは本当にありがたいものです。わたしも祖母とは家内の結婚前からの付き合いで20年以上になりますが本当に立派で筋の通った女性だったと思います。生き様、死にざまというものを祖母の終活を通じて、教えられた気がします。