義祖母の介護

ほんの数か月のことでしたが、数年前に義祖母の介護をしていました。
元々は、義祖母は高齢の気ままな一人暮らしで、お友達と食事に行ったりカラオケに行ったりと活動的な人でした。
性格はとても身内びいきで、祖母の中では私は溺愛していた孫をさらって行った悪女という所でしょう。同居に至って分かったことですが。
でも、やはり孫である私の旦那の事はとても可愛くて、大事に思っていました。
私とも表面上はなんの問題もなく、たまに会いに行っても問題もなく接してくれていました。
内心は分かりませんけれど。
そんな中、同居をずっと持ちかけられていた私たち夫婦が、高齢になって病気も持っている祖母と一緒に暮らすようになるのは、結婚から10年程過ぎた頃でした。
慣れない同居の中、義祖母が持病が元で入院する事になりました。
元々、活動的ではありましたが、足はあまり良くはなかったのでこの入院をきっかけに全く歩けなくなってしまいました。
退院後に在宅での介護となりましたが、その介護度は要介護5で非常に荷が重いものでした。
当時、私は30代と今よりも若く、不安でいっぱいでした。
それでも隣人の方や、義祖母が長くお世話になっていた主治医や、ケアマネージャーさんなどといった方々に非常に助けられなんとかやっていました。
介護自体には、あまり抵抗もなく毎日おむつ替えや入れ歯の手入れ、水のいらないシャンプーで洗髪したりお風呂はデイサービスにお願いしていたので、自宅では足湯をしたりしていました。
思い返してみると、この当時私にとって辛かったのは義祖母の介護ではなく、近所に住む義父の後妻がお金を無心して来たり、義祖母の娘で旦那にとっては叔母に当たる人が2日に1回は様子という名の監視に来ることでした。
隣人や医師という、所謂他人様はとても良くしてくれました。
今でもほっこりします。口悪くいう義祖母を嗜めてくれたり、私を励ましてくれたり。
でも、身内というものは誰ひとり助けてはくれず、それどころか親戚に悪口まで言っていました。
今はもう義祖母も亡くなりましたが、今でも介護は良い経験だったし少しでも尽くせたのは良かったと思っています。
でも、身内というものの恐ろしさを体験したことは、気持ちの良いことではありません。
ちなみになのですが、義祖母の遺産は全てこの叔母に持って行かれてしまって、旦那には一銭も入りませんでした。(旦那の実母はずいぶん前に亡くなっています。)